三条をお写んぽ

とある都合で三条市に行く機会があった。用事が済み、さて帰ろうかとしたが、せっかく新潟市から飛び出てきたのだから、『お写んぽ』しながら帰ろうぜ!という思いに至り、あまり考えずに東三条駅を目指して歩き始めた。

新しい土地を歩くと、底知れぬワクワク感に憑りつかれる。幼いころは(今も十分幼いが)、外出するなら家で遊んでいた方がよっぽど楽しいと思っていた。しかし今となっては、そんな僕はどこかへ行ってしまったようである。いつしか人生の相棒は3DSからカメラへと変わり、暇さえあれば写活に明け暮れる日々を送っている。

当時は考えもしなかったことが、気づけば当たり前となっていた。

人生は何があるかわからないと言うが、どうやらそれは本当のことらしい。

ちなみに冒頭の用事は、高校写真専門部の大会だ。県内の部員が集まり何千枚という作品の中から賞を決めるという大きな大会だったのだが、まわりの作品を見て驚きばかりが溢れていた。自分はまだまだだと思い知らされ、より一層写真と向き合おうと思えた一日だった。これから一年の目標は次の栄冠を獲得することにする。

三条は本当にいいところだ。ほとんど初めて訪れ、滞在時間もそう長いものではなかったが、温かい雰囲気に包まれていた。街の景観もさることながら、人々がとてもあたたかい。カメラをぶら下げた小僧が昼間からブラついていたら、多少不審に思うのも無理ないが、自転車ですれ違ったおばあさんは、僕におすすめのスポットを教えてくれた。電車の時間があり、そこへ訪れることは叶わなかったが、次に三条へ行くときには必ず伺おうとすでに心に決めている。

軽い気持ちで歩き始めた三条であったが、大会の会場から駅まではおもったよりも遠く、さらにこの日はちょうど台風のフェーン現象とかなんやらのせいでバカほど暑かった。結局駅に着いた時にはカメラと体力のバッテリーは切れており、泥のようになりながら家路についたのだった。

お写んぽも楽ではない。

では、また次の投稿で。

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