フィルム

デジタル一眼レフの登場。ミラーレス化。

カメラ業界も時代が進むにつれ、その構造や機能は絶え間なく変化する。

いつしかフィルムは第一線から完全に退き、オタクが使うような、非常にマニアックな存在になっていた。

かくいえ僕もカメラを初めてやっと一年半。もちろんフィルムに触れる機会もなく、レンズを通った光を電子情報に変換して、やれ色がどうとか露出がどうとか言いながらLightroomでレタッチを加えているような写真人生を送っている。

カメラとは何か。写真とは何か。

今日は初めてフィルムカメラに触れた高校生の、駄作とも言っていい写真たちを一緒に見ていただきたい。

EOS 7。Kodak GOLD 200。

プリントされた写真を見た瞬間に確信した。決してデジタルは持ち合わせない色。その質感はある意味次元が違うと言っていいかもしれない。デジタルと全く別の世界が存在する。自分が貫いてきた写真概念そのものがある種揺らぐような、特別な心に満たされていた。

その日その時その場所に存在した光を集めフィルムに焼き付いた実像は、ただ真実だけを淡々と物語り、そこには嘘偽りの一つも存在しない。”一瞬を切り取る”という言葉がこのことのために存在するのだと改めて実感する。

その実像は撮影者の腕によって決められ、他の人為的な介入は一切認められていない。

いままで自分がいかにデジタルに甘え、RAWに甘えていたのか。焼きあがったフィルム写真を見ると深く深く考えさせられる。構図、露出、F値、シャッターを切るタイミング。そのどれかが崩れれば、駄作が生まれてしまう。

経験と知識を備えた上級者だけが真のフィルムを楽しむことができるのだと思うと、自分は写真においても依然として未熟者であり、より貪欲に納得のいく写真を追い求めるしかないのだと思い知らされる。

謙虚に、そして着実に今後とも技術を磨いていきたい。

〈今回のBest Shot!〉

にしてもフィルムは高い。

技術を磨くとは言ったものの、新たなフィルム写真をお披露目する機会はかなり先になりそうだ。

気長に撮るとしよう。

では、また次の投稿で。

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